Debian etchの覚書

 
tiutiu.net/ computer/os/debian/etch.html
2007/7/9
文字コード

インストールのデフォルトでUTF-8が指定されていました。 (SergeのころはEUC-JPが推奨されていたと思う。UTF-8になったのはいいこと。)

$ echo $LANG
ja_JP.UTF-8
日本語入力

デスクトップでGNOMEをインストールした場合, 変換システムは Anthy でした。他にも選択はできそうです。

デフォルトではShift+Spaceで漢字入力と直接入力が切り替わります。 なお, 自分の環境は英語キーボードとして登録されています。

時刻合わせ

NTPを使います。どうもsynapticパッケージマネージャから "ntp"パッケージを導入します。 どのカテゴリに属するのかはわかりませんでした。 検索をしないと出てこないようです。

導入しただけでは, IPv6で合わせに行くようです。 ルーターやプロバイダーなどどれか一つでも IPv6に対応していない場合, /var/log/syslogをみると, IPv6で接続しに行き, Network is unreachableであるとたくさんログが出ています。 (syslogを見るにはrootである必要があります。)

Jun 20 14:37:47 etch ntpd[2841]: sendto(2001:2f8:29:100::fff4) (fd=17): Network is unreachable

デスクトップの時刻をクリックして現れるプロパティの 設定ではどうしようもありません。

suして, /etc/ntp.confを開き, server行に-4を追加します。

server -4 ntp.nict.jp

設定を有効にするために再起動します。

$ su
$ /etc/init.d/ntp restart

すると, /var/log/syslogには次のようなログが残るように なります。

Jun 20 14:47:34 etch ntpd[3547]: synchronized to 133.243.238.244, stratum 1
Jun 20 14:47:34 etch ntpd[3547]: time reset -0.839722 s
Jun 20 14:47:34 etch ntpd[3547]: kernel time sync enabled 0001

デスクトップからできるNTPサーバーの指定では福岡大学になっていますが, 福岡大学のNTPサーバーはこのようにいろんなディストリビューションの デフォルトにされ, 悲鳴を上げているとされています。 NICTが 非常に優秀なNTPサーバーを作成したのでこちらを使った方がよいでしょう。

デスクトップ環境
インストール

インストール中にいろいろあって, デスクトップ環境がインストール されなかった場合, インストールするべきパッケージは以下のとおり

パッケージ名中身
xserver-xorgXの基本環境
gnomegnomeデスクトップ環境

以上をapt-getでインストールしたら再起動すればグラフィカル ログインできてデスクトップ環境が使える。インストール直後に 使いたい場合は

$ startx

とすれば使える。

X関係のログは/var/log/Xorg.0.logに存在する。

フォント

重要なフォントのパッケージは以下のとおり。

パッケージ名
ttf-kochi-gothic
ttf-kochi-mincho
ttf-sazanami-gothic
ttf-sazanami-mincho
ttf-vlgothic

ttf-vlminchoというのはないようだ。

インストール時に何かが抜けたせいで, gnome端末での日本語の文字間に妙に隙間があるなど, どうも日本語関係の表示が美しくない場合は, 以上のパッケージをインストールしてみる。 なお, インストールしても一度ログアウトや再起動を しないと全てには反映されない。

なお, 別のフォントとして, xfonts-shinonome, xfonts-marumoji, xfonts-monaといったパッケージも あるが, gnomeデスクトップ環境においては 影響をあたえないようだ。

gnomeデスクトップを使用している場合, デスクトップ->設定->フォントで 各種設定を行える。

IPアドレスの設定

/etc/network/interfaces

でネットワークの設定を行う。

固定IPアドレスにする場合は次のように設定を行う。

auto eth0
iface eth0 inet static
     address 192.168.0.2
     netmask 255.255.255.0
     gateway 192.168.0.1

DHCPによる割り当てを受ける場合は以下のようにする。

iface eth0 inet dhcp

なお, 実際にDHCPによる割り当てを受ける場合, dhcp3-clientなどの DHCPクライアントもインストールされている必要がある。

apt-get

完全削除

apt-get --purge remove <パッケージ名>

自分で設定した設定ファイルなども完全に削除です。 /etc/init.d/以下のファイルを誤って消してしまったときに これで完全削除後に再インストールすれば元に戻ります。

パッケージのリストの更新と一括更新

apt-get update
apt-get upgrade
インストール
libretto L3へのインストール

手元にあるcrusoeマシン, libretto L3へインストールした際, カーネルの選択でlinux-image-2.6-686を選択すると失敗した。 linux-image-2.6-486でインストールに成功した。


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