Debian etchの覚書
インストールのデフォルトでUTF-8が指定されていました。 (SergeのころはEUC-JPが推奨されていたと思う。UTF-8になったのはいいこと。)
$ echo $LANG ja_JP.UTF-8
デスクトップでGNOMEをインストールした場合, 変換システムは Anthy でした。他にも選択はできそうです。
デフォルトではShift+Spaceで漢字入力と直接入力が切り替わります。 なお, 自分の環境は英語キーボードとして登録されています。
NTPを使います。どうもsynapticパッケージマネージャから "ntp"パッケージを導入します。 どのカテゴリに属するのかはわかりませんでした。 検索をしないと出てこないようです。
導入しただけでは, IPv6で合わせに行くようです。 ルーターやプロバイダーなどどれか一つでも IPv6に対応していない場合, /var/log/syslogをみると, IPv6で接続しに行き, Network is unreachableであるとたくさんログが出ています。 (syslogを見るにはrootである必要があります。)
Jun 20 14:37:47 etch ntpd[2841]: sendto(2001:2f8:29:100::fff4) (fd=17): Network is unreachable
デスクトップの時刻をクリックして現れるプロパティの 設定ではどうしようもありません。
suして, /etc/ntp.confを開き, server行に-4を追加します。
server -4 ntp.nict.jp
設定を有効にするために再起動します。
$ su $ /etc/init.d/ntp restart
すると, /var/log/syslogには次のようなログが残るように なります。
Jun 20 14:47:34 etch ntpd[3547]: synchronized to 133.243.238.244, stratum 1 Jun 20 14:47:34 etch ntpd[3547]: time reset -0.839722 s Jun 20 14:47:34 etch ntpd[3547]: kernel time sync enabled 0001
デスクトップからできるNTPサーバーの指定では福岡大学になっていますが, 福岡大学のNTPサーバーはこのようにいろんなディストリビューションの デフォルトにされ, 悲鳴を上げているとされています。 NICTが 非常に優秀なNTPサーバーを作成したのでこちらを使った方がよいでしょう。
インストール中にいろいろあって, デスクトップ環境がインストール されなかった場合, インストールするべきパッケージは以下のとおり
パッケージ名 | 中身 |
---|---|
xserver-xorg | Xの基本環境 |
gnome | gnomeデスクトップ環境 |
以上をapt-getでインストールしたら再起動すればグラフィカル ログインできてデスクトップ環境が使える。インストール直後に 使いたい場合は
$ startx
とすれば使える。
X関係のログは/var/log/Xorg.0.logに存在する。
重要なフォントのパッケージは以下のとおり。
パッケージ名 |
---|
ttf-kochi-gothic |
ttf-kochi-mincho |
ttf-sazanami-gothic |
ttf-sazanami-mincho |
ttf-vlgothic |
ttf-vlminchoというのはないようだ。
インストール時に何かが抜けたせいで, gnome端末での日本語の文字間に妙に隙間があるなど, どうも日本語関係の表示が美しくない場合は, 以上のパッケージをインストールしてみる。 なお, インストールしても一度ログアウトや再起動を しないと全てには反映されない。
なお, 別のフォントとして, xfonts-shinonome, xfonts-marumoji, xfonts-monaといったパッケージも あるが, gnomeデスクトップ環境においては 影響をあたえないようだ。
gnomeデスクトップを使用している場合, デスクトップ->設定->フォントで 各種設定を行える。
/etc/network/interfaces
でネットワークの設定を行う。
固定IPアドレスにする場合は次のように設定を行う。
auto eth0 iface eth0 inet static address 192.168.0.2 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.0.1
DHCPによる割り当てを受ける場合は以下のようにする。
iface eth0 inet dhcp
なお, 実際にDHCPによる割り当てを受ける場合, dhcp3-clientなどの DHCPクライアントもインストールされている必要がある。
完全削除
apt-get --purge remove <パッケージ名>
自分で設定した設定ファイルなども完全に削除です。 /etc/init.d/以下のファイルを誤って消してしまったときに これで完全削除後に再インストールすれば元に戻ります。
パッケージのリストの更新と一括更新
apt-get update apt-get upgrade
手元にあるcrusoeマシン, libretto L3へインストールした際, カーネルの選択でlinux-image-2.6-686を選択すると失敗した。 linux-image-2.6-486でインストールに成功した。